長崎県佐世保市の九十九島湾が4月19日、フランス・ヴァンヌ市を本部とするNGO「世界で最も美しい湾クラブ」への加盟を認められた。日本国内では5番目の加盟。フランスのモンサンミシェル湾、ベトナムのハロン湾、宮城県の松島湾などと並んで「世界で最も美しい湾」としてブランド力が高まることが期待される。
世界で最も美しい湾クラブは1997年3月に設立され、湾を生かした観光振興や経済発展について情報交換やPR活動、自然環境保全などを行う。日本からは、松島湾、富山湾(富山県)、駿河湾(静岡県)、宮津・伊根湾(京都府)が加盟している。今回の九十九島を含む認定で、加盟数は世界26カ国・地域の43湾となった。
4月17~21日にフランスのヴァンヌ市、ラ・ボール市で開かれた第13回「世界で最も美しい湾クラブ」世界大会の中の総会で、九十九島とイスラエルのエイラト湾の加盟認定が決まった。
佐世保市の朝長則男市長は「国内外の有名な湾と肩を並べて九十九島が『世界で最も美しい湾』として認められ、大変喜ばしい。今後さらに国内のみならず海外へ向けて、九十九島の魅力の発信を行っていく」とのコメントを発表した。